ライバル

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黒崎達哉         高瀬一馬…あいつはなんであんなにも冷静でいられるのだ…   俺の挑発にのらない、逆に俺があいつにのせられた。   ついカッとなって本を押し付けた。   それしか出来なかった…下手したらこの学園から追い出されるから…     あいつの流れにのせられる…俺の弱点とかをすぐに見つけるタイプ…危ない奴…このままだったらあいつに全てを見透かされる。     昔同じようにガリベンをカッとなって殴った事がある…親を呼ばれ先生やみんなに謝ってソイツにも謝った。   ソイツは笑ってた。   これが狙いだったんだ…いくら喧嘩が強かったって暴力は犯罪…俺はスポーツでしか人を見下せなかった。   動いて動いて溜まったストレスを発散してる。   発散できないとパンクしてしまう…   親はスポーツなんて今だけだ、勉強しろとよく言われていた。    それが余計に嫌で勉強が出来なくなった。     イライラするのは嫌いだ…           だから高瀬一馬…お前は俺にとったら潰さないといけない危ない存在なんだ…    
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