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『静粛にっ!!』
シンッ……
校長がマイクを持って言った。みんなは響く校長の声にビックリして静まった。
『いきなりですまないが、とにかく並びなさい』
言うとおりにしなければどうなるかわからない…
生徒達はゾロゾロと集まり並ぶ、死体は軍服を着た先生が片付けた。
どうしてこんな事になっているのか…それは誰にもわからなかった。
並び終えた各科、その様子をしばらく見ていた校長は再びマイクのスイッチを入れた。
『みなさん!突然の事でびっくりさせて大変申し訳ない!だがこれは君達に関係あることなのだよ!!』
自分達に関係がある…その言葉を聞いてまた生徒達はざわつき始めた。
『お喋りはやめたまえ、今からルール説明をする。私語は処刑に値します。』
静かになったのを確認し、校長は“ルール”を話し始めた。
1【期間はナシ、各科代表が死んだらゲーム終了、その科の生徒はこれから配る腕輪の毒により死ぬ】
2【生き残っても卒業までの3年間はこのゲームに毎年強制参加】
3【学園での行動は自由、但し敵と一緒に行動することは許されない】
4【メインコンピュータ室などの出入り、使用は許可します。】
5【外には出れない、窓は全て閉まります。逃げるような事をしたらすぐに毒で殺します。】
6【武器、食料は各校舎の教室の机の上にカバンが置いてあります。】
7【ゲームは明日の授業開始時間からスタート、それまでに腕輪をしていなければ学園全体にガスを噴出、全員死ぬことになります。】
『これは対等な殺し合いゲームだ!!勝つために必要なのは頭脳か、体力か!自分達の力を思う存分発揮しろ!!!!』
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