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『明日まで君達に時間をあげよう!各自教室に戻り机に置いてあるカバンから腕輪を出し、9時までにはめなかった場合はガスにより全員死んでもらいます!なお各科校舎を区切る渡り廊下はシェルターが閉まってます。安心してたっぷり考えてください。では各科解散』
校長の話が終わると先生…いや軍の人達が一斉にこちらに銃を向ける。
『学業学科から順に校舎に戻れ!!』
ぞろぞろと学業学科の生徒が校舎に戻る。
『高瀬一馬君』
戻ろうとしていた一馬は校長に呼び止められる。
『まだ君は残っていろ』
『……はい』
『では運動学科の生徒は戻れ、但し黒崎達哉君、君もここに…』
『はい』
体育館には数名の軍の人達、そして校長と一馬と達哉が残る。
『ふぅ…では各科代表者達…このゲームに参加しますか?』
2人はお互いを見る。
『参加しないのであれば他の生徒に代表者になってもらうけど…?ちなみに役にたたない代表者はいらないんだが…』
チャキッ…と校長は懐から銃を取り出す。
『強制かよ…』
『それは違うぞ黒崎君』
『……』
『生きたいか、死にたいか、だ』
ニヤっと笑む校長……
『このゲームでは君達の力を証明してもらう』
『証明とは…?』
『そうだ高瀬君、君は頭がいい、そして黒崎君、君は運動神経がいい…それじゃあ君達2人はどちらが一番なのだい?このゲームで君達は殺し合いを…頭脳が全てなのか、体力が全てなのか……君達に証明してもらいたい。さぁ…ゲームに参加しますか?』
『…俺は参加します』
達哉が一馬を見ながら言う。
『俺も参加します…』
一馬も達哉に続き言った。
『そうか、では楽しみにしているよ…以上だ、各科に戻り戦闘準備をしてくれ』
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