傷ダﾗｹノ私。

わ た し

　
私は朝練の頃から、佐久先輩にセクハラを受けるようになった。

４月からずっと、先輩は私をマンションの裏まで送ってくれていた。

卓球の話ばかり聞いていた。
アドバイスやプロ選手の話など

小学校でやっていたのより勿論練習は大変だったけど

それ以上に卓球を好きになっていく私がいて。

だからその話も大好きだった。

最初は胸を軽く触られた。

「誤って手が触れた？」
そう感じる程度。

だんだん胸を触ってると思うくらいになったり、

肩に手を回すようになったりした。

私は、体が固まるように何も言えないままだった…。