そ し て

3/11
前へ
/165ページ
次へ
  「この話何回目だろう?」 「まだ家に着かないのかな」 脳内でそんなことを思いながら、歩く。 駅から片道10分の道なのに、 今はとても遠く感じた。 マンションの下に着く。 今日は触れられないように 「疲れたし、汗かいたので早く帰りますね」 と先輩と自転車越しに会話する。 先輩は放そうとせず、会話を続ける。 又同じ会話を暫く聞いて、 「あ、今からビデオ見にこぉへん?」 と先輩は言った。 私は悩んだ、が プロの人の打ち方を見てみたいと思いokを出した。 先輩は居間で見ると言っていたから安心した。 そしてそのまま家に。  
/165ページ

最初のコメントを投稿しよう!

86人が本棚に入れています
本棚に追加