『新たな恋へ』

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「いつきてもお前の部屋って、ファンシーだよな。」 行くあてがなかった俺らは自然な流れで俺のアパートに来た。 俺の借りてる部屋は1Kの8畳。 月5万、と田舎にしちゃ高い部屋だが、心配性の親父が一人息子の俺を心配してクーラー、ドアフォン完備の部屋を探してくれた。 大学からは少し遠いが、目の前にバス停があるからそこまで苦労することもない。 「クマ増えてるし・・・」 さっきから聡が俺の部屋を物色しているが何時もの事だ。 俺は昔からぬいぐるみが好きで集めていた。 引っ越すとき全ては持ち込めなかったから、聡が昔くれた大きなクマのぬいぐるみだけを持ってきていたが、入居4ヶ月で新たにクマ2体、イヌ1体、ネコ1体増えた。 .
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