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「触んなし。俺の宝物だっつーの。」
「夏樹のそーゆーところ乙女だよな。」
俺の宝物を片手で持つ聡から小さなクマを救出して棚の上に座らせた。
「で、今回はどうした?」
ニヤニヤしながら俺のベッドに腰を下ろす聡。
「話してみろよ。俺らの仲だろ?」
「別れた。」
俺はそれだけ言って、聡の隣に腰を下ろした。
本当は泣きたかったけど、聡の前で泣くのは嫌だったから一生懸命堪えた。
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