第5章

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美維side 「はぁっはぁっ…。」 私は今、走っている。 「ひっ、日向…!」 私はさっきまで、生徒会室にいた。みんな、会議をはじめようとしていたとき、携帯がなった。 だれからだろう…? 私はそう思い、ディスプレイを見た。 …日向からだ。日向は友達だから、もちろん番号は教えてある。 ピッ。私はでた。 「もしもし日向?」 すると、かえってきた声は日向ではなく、ほかの男の人の声だった。 『おはよう。美維ちゃん。』 私はそのことにびっくりした。 私は、みんなに聞こえない程度の声で、話しを続けた。 「だれですか…?」 『知りたい?』 男の人はクスッと笑う。 「なんで…日向の携帯、もってるんですか?」 『なんでかなー♪今から言う場所にくれば、わかるんじゃない?』 男の人は、笑う。 『…まぁ、来ないと日向が大変なことになるよ?』 すると、携帯の声が私の知っている声になった。 『みっ…美維…くんなっ。』 それは、日向の声だった。 「日向?!どうして…ケガしてるの?!」 絶対にそうだと私は思った。 『ねっ?分かった?』 男の人は、笑い、最後に『だから、来てね?』 と言った。 「わかりました。」 私は、そう言い通話をきった。
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