剣力

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師匠「…うむ。 これなら大丈夫じゃろて。ついて来なさい。前の場で修行してやろうぞ。」 前の場とは、誰も登らないとされる、とても高い山だ。 今闘っていた場所は、少し大きめな公園だったため、宗谷を知っている者たちが、目を丸くして見ていた。 宗谷「……はい。」 ヒソヒソ… 「宗谷は、ホントに強かったのね。」 「すごいわぁ。 格好よすぎるわぁ。」 「確かに。すげぇなぁ。 あんな優しい顔つきなのになぁ。」 と、まわりで凄く言われていたが、宗谷は無視して修行に行った。 宗谷(…普通そうゆうのはもう少し小声で言うもんだろ?恥ずかしいな…。) とか思っていたそうな。 師匠「お主に教えた[四神流]の、剣力をまず教えよう。 まずわしがそなたに教えた[四神流]は、剣力をおさえた段階の[四神流]じゃ。 …よいか?」 宗谷「はい。」 師匠「本来の[四神流]をあのとき教えてしまったらお主は、無敵になり、次々と人を殺すじゃろて。 じゃから未完のままで放置しておいたのじゃ。 いずれはお主から[人を守る]と言うのを待っておったのじゃ。 そしたらやはり人を斬るのをやめ、鍛冶屋になっていた。 わしの目に狂いはなかった。 だから本来の[四神流]の剣力と同時に、奥義を教えようぞ。」 そういい、山の頂上の岩からたった。
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