6人が本棚に入れています
本棚に追加
「それでは次の方どうぞ」
ワタル「神崎弥(ワタル)です。よろしくお願いします。」
試験官「ま、まあ、あまり…緊張しなくても…大丈夫ですよ」
ワタル「なんか汗かいてますが大丈夫ですか?」
試験官「あ…いや…大丈夫。な、なんかこの部屋暑くない?暑いよね。少し窓を」
ピュウウウウウ…
試験官「寒、あ…あー、暑いなぁ。いやー暑い暑い。」
ワタル(今さっき寒いっていったよね、っていうか今2月の中旬なんすけど…)
試験官「えーと、なぜうちの学校を受けたのですか?」
ワタル「えーと、自分の家から一番近いからです。」
馬鹿正直な主人公である。
試験官「………えっ、それだけ!?他になんかないの!?例えば制服がよいからだとか」
ワタル「いやいや、何その例え、もう少しまともな例えないんですか?」
緊張感のかけらもない主人公である。
試験官「では次、」
ワタル(え?今の突っ込みスルーかよ!)
試験官「最近社会情勢で気になることは?」
ワタル「えーと、特に無いです。」
もはや………あ、もういいや。
ワタル(今誰かに諦められたような…。)
試験官「では最後の質問です。この部屋寒いと思いますか?」
ワタル「………はっ?………え、えーと…寒いと思います。」
ワタル(何なんだこの人ーーーーーーー。)
試験官「それでは退室して結構ですよ。」
ワタル「し、失礼しました。」
こんなグダグダな感じで面接は終わった。
最初のコメントを投稿しよう!