～僕たちの行方～

きっかけがあるから今ここにいる そして始まる

ﾜﾀﾙ(終わったーーーーーー。これ確実にヤバいよ。絶対落ちたって。)

ﾜﾀﾙは死んだ魚の目をしていた。

ﾜﾀﾙ｢はーーーーー。｣

？｢おーい。ﾜﾀﾙ君。どうしたの？真っ白に燃え尽きて。｣

そこには背がﾜﾀﾙより少し高く、やや短髪の少年がいた。

ﾜﾀﾙ｢ん？ｽｽﾑか、いやー、やっちまったかなーって。｣

いま話しているのは竜野侑(ｽｽﾑ) 小学校からの友達だ。

ﾜﾀﾙ｢ところでｽｽﾑはどうだったんだよ。｣

ｽｽﾑ｢んー、ごく普通だったけど。｣

？｢普通って何よ、普通って。｣

ﾜﾀﾙ･ｽｽﾑ｢ぬぉぉぉぉぉぉ、どっから湧いてでた!?｣

ﾐﾕ｢人を虫みたいに言うなぁぁぁぁぁぁ！｣

そしてこの、背がﾜﾀﾙよりやや小さめで、少しうねったやや茶色がかった髪が肩の少し下まである少女、そしてまた神出鬼没のライセンスがデフォルトで備わっていそうなのが、 白鳥心結(ﾐﾕ) 中学校からの同級生だ。

因みにこの学校に受験したのはこの二人だけ。