残された傷跡

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次第に、彼女は力が入らなくなってきていた 抵抗する力が弱まっていくのがわかったのか、男は押さえていた力を緩める 『‥んっ!…い‥やっ!!』 しかし、その隙を狙っていたかのように、彼女は精一杯の力で男を突き飛ばした ガタッガタン!! 『‥っ痛!?』 突き飛ばされた男は、周りの机にぶつかり、倒れ込んだ 『‥っざけんな!このアマ!!』 男は起き上がり、彼女につかみ掛かろうとした ―‥怖い‥― いつも見せないような、怒りに満ちたような顔
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