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男はニッと笑い、
「いい覚悟だ!いいだろう、闘い方を教えてやろう!
っ…と、その前にお前には仲間がいないな!戦士は代々仲間がいて完璧だったんだ。何人でもいいが一人はすでに決めてある。
カイと言う男だ!」
ん…カイ?
「なんでアイツが!?アイツも戦士なのか!?」
「なんだ、知り合いか」
知り合いどころか親友でマンションの部屋も隣ですけど!
「しかし戦士じゃない。あくまでも戦士の仲間だ。カイはお前と違って頭がいいからな」
「悪かったな!ほっとけ!!どうせ数学19点だよ!」
「誰もそんなことカミングアウトしろとは…」
…ん?あ…れ?今まで俺、コイツと闘ってたんだよな?
「なぁ、所でお前、今まで敵みてぇだったのに、どうしてこんなイキナリ…」
「ん?お前もあの黒ずくめの女に会っただろ?俺はそいつからお前に技を教えて来いと言われて来たんだ。しかしお前がどのくらいの奴か知るために演技したんだ。」
「え!?あの女が!?」
つーことはコイツはあの女の…パシリか!?
「まぁそんなことはどうでもいい。ほかにも仲間は作ってもらう!いいな!!」
「ああ!わかった」
パシリだと思ったことは黙っておこう。
「では明日夜12時、お前の通っている凜宵中学屋上にカイと一緒にこい!」
「ああ!」
「それでは明日!」
男はあの女同様、フッと消えていなくなった。
なんだかもうこの光景も慣れてしまった。慣れって怖え…。
「いっちまった…まっ、明日だな!絶対なるぜ 最強の戦士!!!」
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