仲間と、家族と。

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母さんと父さんは両手に『凜宵町内盆踊り大会』とか『地方銀行』とか書かれた団扇を持って振っていた。 急だったから、せめてもの見送りってやつ? そんな母さん達を見ていると、この想いはますますつのってきた。 『またここで「ただいま」と言わなきゃいけない。 ーー絶対に。』 「カイー、そろそろ行かねーと」 「おう」 そして俺達は凜宵中学屋上へと向かった…
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