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「まぁいいや、部屋に戻ろう」
俺はドアを開ける。
そこには…
「おぁぅ!?」
「やっと来たな 十六夜 鎌」
部屋には、一風変わった銃を腰に携え、黒い服を着て、黒い布で目以外を隠した18歳くらいの女の人が部屋のすみに座っていた。
「なんで俺なんかを待ってんの!?つーかどっから湧いてでたの!?」
女は立ち上がった。
「湧いてでたとはなんだ湧いてでたとは。最初はこの銃で窓を壊そうとおもったがな、窓が開いていたので入らせてもらった」
「んな物騒な…そっ、それであなたは誰なんですかっ!出てってくださいっ!」
俺は混乱していた。
なんだコイツは。
人んちに勝手に入っといてなんだこの態度は?
「まぁ、そう騒ぐな。レン、お前は100年に一度決められる戦士に選ばれたのだ!」
「…ハイ?」
なに?戦士?ハァ?
「まずこれを渡しておこう」
「何だよこれ!石?」
俺に手渡されたその石は、形はそのへんに転がってる石と変わらないが、真っ白でテカテカしていた。
「魔法石だ!これが戦士の証になる」
魔法石?ハァ?
「絶対なくすなよ!俺はそれを伝えにきただけだ!じゃぁな!」
フッと女は消えてしまった。
「ちょ、ちょっとまてよ!おい!くそっ、いっちまった なんなんだよ戦士って!!」
…つーか
…つーか、はじめっからそうやって瞬間移動できるんなら
銃なんかいらねーだろ…
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