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店を出た二人は路地を出て大通りへ。
「私こっちだから」
「え?」
「私の住んでるアパート」
「あっそうなんだ、ハハッ」
「シモガミさんは?まだあのホテルにいるの?」
「いや今日違うホテルへ移ったんだ。ホテルシーサイドっていうんだけどね」
「アマリリスの隣じゃん」
「ヘヘッ」
「それじゃ明日の夜お姉ちゃんとお店で待ってるね」
「うん、あ、お店何時からだったっけ?」
「8時からだよー。じゃあね、また明日」
「うんまた明日」
手を振りながら遠ざかっていく奈美の姿が見えなくなった後、シモガミはホテルシーサイドへ向かい歩き始めた。
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