逃亡三日目

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店を出た二人は路地を出て大通りへ。 「私こっちだから」 「え?」 「私の住んでるアパート」 「あっそうなんだ、ハハッ」 「シモガミさんは?まだあのホテルにいるの?」 「いや今日違うホテルへ移ったんだ。ホテルシーサイドっていうんだけどね」 「アマリリスの隣じゃん」 「ヘヘッ」 「それじゃ明日の夜お姉ちゃんとお店で待ってるね」 「うん、あ、お店何時からだったっけ?」 「8時からだよー。じゃあね、また明日」 「うんまた明日」 手を振りながら遠ざかっていく奈美の姿が見えなくなった後、シモガミはホテルシーサイドへ向かい歩き始めた。
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