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「先輩は部活、やらないのですか」
「あー、俺様はもうこりごり」
彼は違うとそう信じたい反面、心のどこかで「また同じ過ちを繰り返したら」と、どこか距離をおいてしまっていた。
本当は、前のように喋りたい
俺だって寂しかったんだと、会いたかったんだと伝えたい‥!
「なあ、旦那」
そんな思いを、きっと露も知らない彼が少し憎らしかった。
「なんでございましょう」
「‥‥やっぱり覚えてない、よな」
「はあ」
「‥‥ごめん」
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