好き好き 大好き超愛してる

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すごい、大きい遊園地だ。 たくさんの人、たくさんの乗り物、楽しそうな音楽に、楽しそうなたくさんの声。 正直人混みが苦手な私は、少し苦しいけど祐亜がすごく楽しそうだから気持ちも紛れそうだ。 「すっごいっすね! どれから乗りますか上杉さん!?」 辺りをせわしなくキョロキョロしてる祐亜は本当に小学生みたいだ。可愛いなぁ……どうやったらあんなに可愛いくなれるんだろう? 「ほら、早く行きましょう?」 ぼぉっとしていた私の前に祐亜の手が差し出された。 ────トクン、と胸が高鳴った。 私は知れるんだろうか? 今日という一日の終わりに。 この胸の高鳴りの意味を。 祐亜を見ているとひどくなるこの胸の痛みの理由を。 教えてくれるのかな、祐亜は? いろんな気持ちを隠したまま、私はゆっくりと祐亜の手をとった。顔がにやけそうになったけど我慢したよ。 へへへ ……危ない、危ない。
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