3月4日。

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俺はまたなんかヤラカシたか?と。 寝起きの脳みそフル回転で起動させりゃ、そんなもんは情けないくらい思い当たる節がぼんぼんでてくる。 思い当たる「あいつを怒らせちまったあれこれ」を、一通りぐるっと思い返して、そのぜんぶがハズレじゃねえかってことにすぐにたどり着く。 たった4文字書かれたこんなメールで。 これまでの10年終わらせられるには、日ごろの喧嘩なんかが原因なわけがない。 やれ風呂にはやく入れだの、飯をくえだの、栄養がどうこう。 あいつは10年おんなじことを毎日毎日、俺に言い続けてきたけど。 よくもまあ俺も改善されなかったもんだって、自分でも少しくらいはだめだろとは思う。 きのうきょうに始まったことじゃねえだろってことで喧嘩して、 喧嘩っても昔みたいにぎゃあぎゃあ言い合うような感じじゃなくて、冷戦ってか、亀梨がヒンヤリした空気だしてきて、それで俺はまったく喋らなくなる、みたいなツメテー感じの。 でも寝たらなんかまあお互い忘れてるって感じで、あいつの用意した朝メシくって、なんにもなかったみたいになってる。 つーかあいつは何を考えてこんなメール寄越してくんだ。 なんかもう、考えんのがめんどくさくなってきて、二度寝を決め込んだ。 朝寝坊っつか、昼寝坊ってくらいの時間に目がさめて。 久しぶりのオフだってのに寝過ぎたなと思うけど、よく考えりゃ昼間に出かける用もないし別にいい。 なんならもっかいぐらい寝てもいいけど、なんか微妙な感じに目が覚めてっからすげー中途半端。 たまの休みだってのに、そういややりたいことが浮かばない。 いつもだったら、あいつが飯だっつって起こしてきて、毎度そんなに行きたいかってくらい海に行くって準備してる時間だ。 俺はべつに海がそんなに好きなわけじゃねえし、かと言ってひとりで渋谷行くほど人混みも好きじゃねえし。 曲でも作るかって気分にもなれねえし、 やべえ。マジでやることがねえな。 .
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