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「もういいです…。何も聞きたく…ない…」
銀河はノロノロと立ち上がり、顔には暗い影を落としていた
「真庭も母さんも何もかもどうでもいいです…。もう僕に構わないで下さい…」
銀河は玄関に向かって歩き出した
足取りはおぼつかないようでふらふらしていた
「銀河!!実草さん離して下さい。俺は銀河のところにいなくちゃならないんだよ」
「大地君…、君は今青春かい?」
実草さんは俺にしか聞こえないくらいの小さな声で耳元で言う
「………。ああ、そうだよ母さん。俺は銀河の事を守りたいし、アイツの側にずっといたい。だから俺を行かせて来れ!!」
「何の事だ。恋慈!大地と何を話しておる」
嬉々は実草さん…母さんに向かって怒鳴る
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