幸福

3/59
236人が本棚に入れています
本棚に追加
/70ページ
「ばあちゃん…。それは嘘だろ…」 俺は静かに言った 祖母は、信じられないものを見るような目で俺を見た 「馬鹿をぬかすでない!大地、お前はあやつの何を知っている!そこの露草に良いように使われてる銀河からのみの話であろう!!」 祖母は杖を使わずに立ち上がり怒鳴り付けた 「ごめんな、俺は銀河と約束したんだよ。俺は銀河とコイツの母親を守るってさ」 「世迷い事を、真庭を継ぐお前にはそんな事はさせぬぞ!」 どんなに祖母が怒鳴ろうともう俺は引き下がる気は全く無かった
/70ページ

最初のコメントを投稿しよう!