幸福

6/59

236人が本棚に入れています
本棚に追加
/70ページ
「てめぇ!!」 俺は怒りに任せて嬉々に飛び掛かろうとしたが、後ろから実草さんが俺を押さえ付ける 「確かに仕掛けたのは私だが、この案を私に言ったのは国本だ。その後ろにはお前達の母、矢口露草がおる」 「そんなまさか!何で母さんとアイツと、それより何で母さんが国本を知っているだ!」 銀河が嬉々に問う 「いつから知り合ったかは知らないけれど、少なくとも銀河様が襲われる前から露草と雅史は繋がっていたわ」 花子さんが銀河の問いに答えた 「だから何でアイツと母さんが… 「雅史も私達がいた施設の出身だからよ」 花子さんが銀河の話の間に入る 「だが国本は施設を脱走した。その後、真庭が国本を捕らえた、奴は自由になりたいと言って来た、だから奴を使い銀河を早急に返還させようとした。だが私の人選ミスだった、奴は露草と手を組み最初に約束した永久援助の額を倍以上にするように言ってきおった」 俺と銀河は互いに嬉々の話しに聞き入っていた 実草さんや花子さんは俯き嬉々の話を聞く
/70ページ

最初のコメントを投稿しよう!

236人が本棚に入れています
本棚に追加