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「ばあちゃん…。その話しは、本当に本当なんだな?」 大地は、嬉々に問い正した 「えっ!だ、大地…?」 まさか大地、あの人の話を信じる? 僕と…、僕と母さんを守ってくれるのではなかったのか… 「大地や…。私も口が過ぎた。だけど、私の言った事は真実なのだよ」 嘘だ、この人の顔は憎しみが隠れた表情をしている 過去に、このような気持ちになったからこそ分かる この人は本気で母さんを、自らの嘘で陥れようとしている
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