第一話

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気がつくと俺は ベッドの上で寝ていた。 起き上がると、 ここが会社だという事を思い出す。 「いってぇー…。」 頭にはまだ頭痛が残っていたが、 恐怖は消えていた。 「おう、目が覚めたか。」 寝起きのせいか、 どこから声がしたのかわからず 辺りを見回すと部屋の一角に オッサンが座っていた。 「悪い記憶は消してもらったから 気分は大丈夫だろ? リーダーの事は許してやってくれ。 昔、色々あってな。 リーダーも、ハルキに 悪い事をしたって反省してたぜ。」 俺は最後の言葉に 少し驚きながらも 「いえ、気にしてません。」 とだけ返事をした。 勿論、気にしてるが…。
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