第一話

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「でも、良かったじゃねぇか。 クビは免れたみたいだぜ?」 「本当ですか!?」 俺が一番気にしていた事だったが、 良い結果でホッとする。 「初日から色々あったが 改めて、俺の名前はジスターだ。 よろしくな、ハルキ!」 歯を見せてニカッと 笑顔を見せるオッサン。 「こちらこそ! そういえば、 意識が無くなる前に オッサンがリーダーの事を 名前で呼び捨てしてた 気がするんだけど どういう関係なんだ?」 ほぼ無くなったさっきの 記憶の中、それだけが曖昧に 頭に残っていた。 俺の問いにオッサンは 少し黙り込み、 「あいつのじき彼氏かな。」 と言った。 「オッサン、犯罪すんなよ。」
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