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部屋に、永遠と鳴り続ける
目覚まし時計。
俺は布団の中から手を伸ばし、
手探りで目覚まし時計の
スイッチを押した。
そのままいつも通り
二度寝をしようとすると、
ある事を思い出す。
「やっべ、今日から就職じゃん。」
そんな独り言を呟いて
ゆっくりと起きると、
支度を始めた。
普通、漫画とかなら
遅刻しそうになって
大慌てとかなるんだろうけど、
今日は奇跡的に起きれたので
そんな事になる事もない。
「ハルキー!
起きなさーい!」
一階から聞こえる母親の声。
「今日はもう起きてるよ!」
俺は大声で返事をすると、
着慣れないスーツに着替えて
一階へと降りた。
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