第一話

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「退いてくれー!!」 「え?」 もうすぐ会社に着くという時、 後ろから男の叫び声が聞こえ 思わず振り向いた。 すると、今叫んだと 思われる男が自転車で 俺に向かって 突っ込んできている。 俺は、衝突する寸前で なんとか避けた。 「危ねぇな。」 呆れて自転車男の 行った方を見ると、 すでに男はいなくなっていた。 朝からこんな目にあうなんて これから大丈夫だろうかと 心配しながらも、 再び会社に向かって歩き出す。 少し緊張しながら社内へ入ると、 内装は思っていたより 案外普通で大企業の会社と 特に変わった所は無い。 面接は違う建物だったので、 本社に入るのは初めてだ。
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