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俺のカードに
描かれている紋章は、
黒い天使の翼の横に
格好いい感じで数字の2が
描かれているものだった。
カードをまじまじと見て
内ポケットにそれをしまうと、
さっきっからなかなか
動き始めなかった
エレベーターが動き始める。
一階にはあんなに人がいたのに
エレベーターの中は俺一人。
なんだか嫌な予感が
頭を過ぎった。
「本当に大丈夫かよ俺。」
溜め息をつこうとしていると
エレベーターが止まり、
ドアが開いた。
エレベーターを降り、
辺りを見回すと壁に
21階と書かれている。
何故ここに着いたのかは
わからない。
なんせあのエレベーターには、
階数を押すボタンが
一つも無かったからだ。
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