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銃宝店内をあさっていた小室たちの耳に銃声が聞こえたがすぐに途切れてしまった。まだ生き残りがいたのだろう。だがおそらくもう助からない。小室は溜め息を漏らしながら戸棚をあさった。そこにあった弾を出し平野に見せる。
「それだよ。十二番怪用の弾。ショットガンの弾。」「そっちは何かあったか?」
「うん。バラだったけどマガジン六つはいっぱいになったよ」
笑いながらポケットを叩く。
「来て。こっちにすごいものがあった。」
麗が叫んだ。弾をポケットに押し込みながら声のしたほうにいく。全員が来ると麗は一つのケースを出した。
「それはもしやダイナマイト!?」
高城がダイナマイトと言った瞬間先生とありすちゃんが飛び上がる。
「危なくないか?」
「<奴ら>を引き寄せるのに使えるかも。最後の手段に使えるし」
「あれ先輩!?それは?」
平野が聞く。
「ああ護身用にと思ってな」
そういってサバイバルナイフを全員に渡す。
「さてそろそろ行こうか。」
外を見渡し安全を確認すると銃宝店をあとにする。
冴子さん、麗、ありすちゃん、高城、平野、先生、小室の準に進む。
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