狂った警官

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装甲車に戻ると店の様子を伝えた。 「地下はおそらく暗闇だな。懐中電灯も使えないのでは危険をまねくだけだ」 そう答えたのは毒島だった。竜崎はしばらく辺りを見渡すと装甲車とは反対側に道をふさいでいる車へ走ると中から赤い筒を二本取ってくると皆に見せる。 「発煙筒だ。これならしばらく暗闇でも動ける。まあもって30分といったところか。平野と高城と俺でいいか?」 二人は一瞬考えたが頷いてくれた。そしてまた居酒屋の地下階段にくる 「予想より暗い…」 「まあ仕方ないですよ。だって…」 「シッ!!」 高城と平野の会話を竜崎はさえぎる。耳をすますと地下からうめき声が聞こえた。 「俺たちと同じことを考えた奴がいたか…それとも従業員の皆さんか?」 竜崎は暗示ゴーグルのスイッチを入れた。 「どっちにしろ同じじゃない」 「ですね」 そう言うと二人も発煙筒を着けた。それを合図に階段をおりる。竜崎はドアを蹴破るとモーゼルをかまえる。そこには五体の影が見えた。 「頼む!」 それを合図に平野がショットガンを撃った。一発で全員吹っ飛ぶ。動く物が無いことを確認するとさらに奥に進んだ。
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