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その日の夜は彼の隊だけで見張りをした。センサーや暗視ゴーグルなどで対応した。問題なく夜があけた。 南と田島は連絡橋で朝から狙撃をしていた。
そして竜崎は所長室に呼ばれた。新たに生存者が見つかったらしい。
「昨日同様トラックで向かって救助してもらう。今回はあなた方だけにお願いしたい。彼らは後で別の任務についてもらう。うまくいったら<奴ら>を灰にできるかもしれん」
「了解」
すぐに4人集めトラックに向かった。今回はターミナルビルの目の前だ。トラックを走らせていると放送がなったが気にも止めなかった。目的地に到着すると悲鳴が聞こえた。見張り二人をおきすぐに建物に入る。そこに生存者はいた。情報より半数以下だ。すぐに彼らと生存者の間にいた三匹を倒す。辺りを見渡すと七人倒れていた。悔しさがこみあげるが救助しなければならない。他に噛まれたものはいなかった。トラックに戻り生存者を乗せていると燃料をまきながら走っているトラックがみえた。南たちだろう。それをみていた竜崎に一人の男あわてて声をかけた。
「<奴ら>を燃やすつもりならやめたほうがいい!!あいつらは火炎ビンを投げつけても平気で歩くぞ!!」
「何だと!?」
すぐに所長室に連絡する。 「こちら竜崎!!今すぐ作戦の中止を!!」
が、遅かった。トラックが爆発する。すぐに全員をトラックに乗せ対比した。トラックから降りると南たちの援護に回る。だが、戻ったのは南だけだった。
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