*~初恋~*

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「今日からこの学校に通うのかぁ…」 今日は入学式、私の名前は加嶋 弥生(カシマ ヤヨイ)12歳。 今日からここの中学校に通うことになったんだ。 「えっと…私のクラスは…1年A組かぁ…友達できるかな…。」 私は掲示板のクラス表を見て、クラスへ向かった。 私はこの学校に来る前は違う県にいて、今年からこっちの学校に来たんだけど…クラスに行くと、やっぱりもうグループができていて…。 「はぁ…やっぱりなぁ…。」 私は1人自分の席に座った。 しばらくすると1人の男の子が入ってきた。 「おはよっー!!」 「おはよ、翔。」 「おせーぞ。」 その男の子が来ると、クラスがすごく明るくなった。 そして、その男の子が私に気づいた。 「んっ…?お前みかけない顔だな…。」 「今年からこっちの方に引っ越して来たの。」 「そうなんだ。」 男の子は自分の頬をポリポリとかきながら言った。 「お前、名前は?」 「私の名前は加嶋弥生。」 「弥生か。俺は斎藤翔(サイトウカケル)よろしくな。」 翔は笑いながら手を差し出し、握手をした。 それから私は翔のおかげでクラスの輪に入れたのであった。 月日がたち、お昼休みにみんなとお弁当を食べながら過ごしていると、女子の友ちゃが、 「ねぇ、今度みんなでカラオケ行かない?」と言ってきて、みんなで行くことになった。 「じゃ18日の日曜日、昼の12時頃、駅ね!!」 日にちも時間も決まった時、翔がパンッと手を鳴らして、顔の前で手を合わしていた。 「ごめん、俺その日いけないや…。」 「なんだよ翔。ノリ悪いなぁ!!」 「わりぃ…。」 翔は本当に申し訳なさそうだった。 そして18日になって、私は駅に向かった。 駅につくと、もぅみんな来ていて私は走って行った。 「ごめんね、遅くなって。」 「大丈夫だよ。まだ五分前だし。」 友ちゃん達は笑いながら言ってくれた。 私はホッとし、笑って“良かったー。”といい、私達はフリータイムでカラオケで歌って、カラオケボックスから出てきたのは16時頃だった。 みんなと別れて、私は友ちゃんと一緒に帰ってると、笛や太鼓の男がした。 「そういえば今日だったんだ。」 「えっ?何が?」 「近くの神社のさくら祭。」 「お祭り!?」 私はお祭りと聞いてビックリした。 「行く?」 「うん♪」 私と友ちゃんはさくら祭に行くことにした。 その神社のさくらは満開でお店が出ていて、すごく綺麗だった。 「わぁ…すごい桜…。」 「でしょ。」
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