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準備を終えた3名は現在、転送ルームに集まっている。
シン「レオ、メイリン準備は良いかい?」
自分の装備を確認しながら2人に聞くシン。
彼の装備は黒を基調とした軍服の上に、身体の急所を重点的に守るように設計されているが、動きを妨げない作りの連邦の標準装備であるタクティカルアーマーに、簡易型の人工知能を組み込み射撃能力を上げ、更にある程度までの発砲の可否を判断してくれるスマートライフルである。
装備を見るかぎり、彼は後方支援が主なようだ。
レオ「おうさ!ばっちりだよ!」
両手に着けたガントレットを「ガキンッ!!」と鳴らし、元気良く返事をするレオノーラ。
彼女の装備は惑星オルタで採れるレアメタル【ミスリル】で作られたガントレットに胴と足を膝あたりまで守るボディーアーマーである。
メイリン「私も準備完了ですよ♪まぁ、私は準備って程ではないですけど。」
そう言って小型の端末を見せる。
メイリンはアンドロイドなので、医療が専門とはいっても普通の人間の5倍程の身体能力や情報処理能力があるので、装備は調査用の端末くらいで十分なのだ。
2人がそう言うと、シンは頷いてアテナに指示をだした。
シン「アテナ、問題の施設に転送してください。」
アテナ《了解しました。・・・・・転送を開始します。》
アテナの声と共に3人の足下が光り、3人が光りに包まれる。
そして、光りが消えると3人の姿はなかった。
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