第1章【剣帝と銀河連邦】

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― ―― ――― ―――― ――――― 剣帝が眠りについてから約400年後・・・・・・・・・・・【地球暦2709年】人類は宇宙にも進出し、人類の科学技術は月や火星を人間が住めるようにテラフォーミング出来るまでに進歩していた。 そして、人類が月や火星に移り住み新しく【銀河暦】が作られてから50年がたち、【銀河暦0050年】月基地、通称【ムーンベース】で他の惑星の環境や生態系を調べる為の調査船団が作られた。 そして、その船団による調査の結果・・・・・人類の住まう惑星・・・地球以外の多数の惑星にも、知的生命体が存在しているのを確認・・・・・・それから60年がたち【銀河暦0110年】地球・月・火星の3惑星による合同の議会で、「一定レベル以上の文化や科学技術がある惑星との交流を試みる」という案が決定された。 そしてその案の為に、惑星の文化や科学技術の基準を表した10段階の数字、【文化レベル】と呼ばれる基準が作られた。 【レベル0~1】 地球の原始時代程度から、ある程度の集落を作ることが出来て、火を扱える程度のレベル 【レベル2~3】 ある程度以上の集落を作ることが出来て、弓や槍・剣等の武器を加工出来る技術があるレベル。 【レベル4~5】 街や国と言える規模の文化を持つレベル 【レベル6~7】 中世ヨーロッパ程度の文化から、21世紀の日本やアメリカ程度の文化や科学技術があるレベル。 【レベル8~10】 現在の地球の文化や宇宙進出できるほどの科学技術から、それ以上の文化や科学技術を持つレベル。 これが、大まかな文化レベルの基準内容である。 接触可能なレベルは6以上だが、情報を公開したり交流が許可されるのはレベル8以上である。 理由としては、8以下のレベルの文化に介入した場合その惑星の歴史に重大な狂いが生まれる為である。 そして、他の惑星との交流が開始されてから190年がたち【銀河暦0300年】数多の惑星との交流は進み、人類は手軽に星間旅行を楽しめる時代になっていた。 そして、手軽に星間旅行が出来るようになった反面、他の惑星の珍しい生物や鉱石などを密売したり、文化レベルの低い惑星に介入してその惑星を支配しようとする等の犯罪を犯す者も出てきたため、惑星どうしで協力して1つの組織を作ったのだ。 その組織の名を【銀河連邦】と言う。
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