3.進路

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「浪人は困る!?ふざけんなよ?俺は絶対き落ちない!ってか、余裕で受かってやるよ。滑り止めは受けない!俺の未来だ!勝手にさせろ!」 しまった…。 担任の言葉にムカついて、ついつい口を滑らせちゃったよ…。 思いっ切り睨まれてるし…。 ってか、もう疲れてんだから帰らせろよ…。 「先生、私も御堂君と同じで滑り止めは受けませんし、必ず合格してみせます。」 思わず目を見開いて櫻井を見る俺と担任。 言っちゃった…。 櫻井…空気読んでくれよ…。 無言でいてくれた方が良かった…。 担任は何を言うわけでもなく、俺と櫻井を睨みながら溜息をついている。 こうなったら…逃げるが勝ちだ!! 「先生、体調が良くないので帰ります。櫻井もあまり体調が良くないと思うし…。」 俺の言葉に担任は盛大な溜息をついた。 「後日、この件について話し合うからな。」 その言葉を残し、担任は進路指導室から出て行った。 でも、その後この件について担任に呼び出される事は無かった。 .
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