45人が本棚に入れています
本棚に追加
「浪人は困る!?ふざけんなよ?俺は絶対き落ちない!ってか、余裕で受かってやるよ。滑り止めは受けない!俺の未来だ!勝手にさせろ!」
しまった…。
担任の言葉にムカついて、ついつい口を滑らせちゃったよ…。
思いっ切り睨まれてるし…。
ってか、もう疲れてんだから帰らせろよ…。
「先生、私も御堂君と同じで滑り止めは受けませんし、必ず合格してみせます。」
思わず目を見開いて櫻井を見る俺と担任。
言っちゃった…。
櫻井…空気読んでくれよ…。
無言でいてくれた方が良かった…。
担任は何を言うわけでもなく、俺と櫻井を睨みながら溜息をついている。
こうなったら…逃げるが勝ちだ!!
「先生、体調が良くないので帰ります。櫻井もあまり体調が良くないと思うし…。」
俺の言葉に担任は盛大な溜息をついた。
「後日、この件について話し合うからな。」
その言葉を残し、担任は進路指導室から出て行った。
でも、その後この件について担任に呼び出される事は無かった。
.
最初のコメントを投稿しよう!