4.夏休み

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「明日、暇?暇ならキャンプの場所とか決めよう!」 今更、告白なんて出来る訳がなく…話しをキャンプに戻す事にした。 「暇だよ。何時にする?」 「じゃぁ、10時ぐらいに迎えに行くから。」 それから俺たちは教室を出て、キャンプの話しをしながら帰る事にした。 「キャンプ場まで何で行くの?」 「バイク。」 「バイク!?免許持ってるの?」 目を大きく見開いて、キラキラした顔で愛流が聞いてくる。 「俺と海がバイク乗れるから大丈夫!」 得意げに親指を突き立てる俺に、愛流はフワッと微笑んでくれる。 そんな可愛い笑顔を向けられると俺の小さい理性が吹っ飛ぶって!! 「じゃぁ私、流来の後ろが良い。」 えっ!?マジ!? 迷わず俺を選んでくれたよ! 俺・・・自惚れちゃうよ? 「当たり前じゃん!海の後ろに愛流が乗るなんて考えただけで、ぜってぇーヤダ!」 愛流の顔がキョトンとなる。 次の瞬間、愛流の顔がみるみる赤く染まりだす。 …俺、また変な事言った? .
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