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「明日、暇?暇ならキャンプの場所とか決めよう!」
今更、告白なんて出来る訳がなく…話しをキャンプに戻す事にした。
「暇だよ。何時にする?」
「じゃぁ、10時ぐらいに迎えに行くから。」
それから俺たちは教室を出て、キャンプの話しをしながら帰る事にした。
「キャンプ場まで何で行くの?」
「バイク。」
「バイク!?免許持ってるの?」
目を大きく見開いて、キラキラした顔で愛流が聞いてくる。
「俺と海がバイク乗れるから大丈夫!」
得意げに親指を突き立てる俺に、愛流はフワッと微笑んでくれる。
そんな可愛い笑顔を向けられると俺の小さい理性が吹っ飛ぶって!!
「じゃぁ私、流来の後ろが良い。」
えっ!?マジ!?
迷わず俺を選んでくれたよ!
俺・・・自惚れちゃうよ?
「当たり前じゃん!海の後ろに愛流が乗るなんて考えただけで、ぜってぇーヤダ!」
愛流の顔がキョトンとなる。
次の瞬間、愛流の顔がみるみる赤く染まりだす。
…俺、また変な事言った?
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