episode1

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明日から高校生…だけど…寮なんて絶対嫌‼ ヒツジばっかりだし…1人になりたくてもなれないから… 何とか親の承諾も済み、1人暮らしする事にした。 バイトして家賃も色々払わなきゃ‼ お父様にはどこに住んでるか内緒なの…知ったら1人になれないわ…好きなものは手に入る…でも1人になることがない…いつも誰かに見られて…正直嫌だわ… ここなら学校も近いし…問題ないわ 何とか安い物件探したから…何とかなるわよ 「疲れた…1人で片付けるのも大変ね」 こんな汗かいたの学校以来だわ…家にいたら…太りそうね 「後は後日やるわ…明日から入学式だもの」 緊張するわね 「お風呂入ろうかな…」 ガサッ 「何⁉今の…」 まさか…ねずみ?綺麗にしてたはずよね? 「ゴソゴソ」 この音…もしかして…泥棒?宅配便と偽って入ったんだわ… よし… ガチャ 『⁉』 「いた‼くらえ泥棒め」 スカッ 「え⁉あれ?確かに今…」 『クスクス…何だ…やっと人が来たと思ったら…女の子か』 「問答無用‼たっ」 しかし…またすかした…彼は逃げてる?でもずっと同じとこ立ってるわ… 『無駄だ…何をしても僕には触れること出来ないよ』 よく見ると…足がない…と言うかうすい? 「あなた…まさか…幽霊?」 『ピンポーン‼正解』 「ひっ…キャー」 私はドアを閉めて玄関へ逃げた…何で幽霊がいるのよ⁉聞いてないわ… 「ハアハア…」 疲れた…とにかく出なきゃ…取り付かれて殺されるわ 「あれ?開かない」 鍵も開けたし…何で? 『クスクス…霊力に勝てるかな?』 ‼ 『さっ話をしようか?お嬢様‼』 近い‼怖くて声が出ない…気をしっかり…今失神なんかしたら…こいつの思うつぼよ…けど…怖すぎて…涙が溢れてきた…
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