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学校はそれなりに楽しんでる。
アルバイトだってしてる。
家ではプリクラの整理や友達とメールしたり。
やる事が多すぎて忙しい日々。
これで彼氏がいれば最高じゃん!
はっ…
そんなわけない。
私は忙しいんじゃなくて、単に暇を潰してるだけ。
『暇潰しの日々』を重ねてるだけ。
「えっ…先輩…こんな場所じゃマズイですって」
「大丈夫だって。ほら、誰も見てないからさ。目を瞑ってごらん」
「はい…」
信じられない。
憧れていた先輩とこんな事になるなんて。
嬉しすぎて死んじゃいそうだよ…
「目を開けろ!」
さっきは目を瞑れって言ったのに、今度は開けるの?先輩って意外と…
あれ!?何か先輩の声が低かったような?
「目を開けろ!睦美。起きなさい」
「ぎゃあああ!!」
目を開けると目の前には父の顔が視界いっぱいに広がっていた。
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