阿呆の意気で楽しめ休み

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「この子は誰ですか!?ねぇ、何ていう名前なの?」 目を輝かせて冬弥に尋ねるミーシャ。 冬弥は初めて見る人に戸惑いながらもミーシャの顔を見た。 「あの……京極冬弥です。お兄ちゃんの……その、弟です」 ミーシャは優しい笑みを浮かべているのだが、そこは子供らしく歩の服の裾を掴んで寄り添っている。 「え?男の子なんですか!?女の子かと思いました。髪もすごいフワフワしてますし……」 「もともと女顔っぽかったんだけど、体が弱かったから。 余計そう見えるんだよ」 驚愕するミーシャに隆二は苦笑気味に伝える。 シュガも膝に手を置き、冬弥の顔をよく見ようとする。 「へぇー……何か女っぽくなったリュージみたいだな。もしなったら気持ち悪いけど」 「飛行機のエンジンに突っ込まれたいのか?」 悪戯に笑うシュガに額に青筋を立てる隆二。 が、シュガは冗談とばかりに笑い飛ばして冬弥の頭を撫でた。 「トーヤだっけ?シュガだ。よろしくな」 言われた冬弥は段々と顔を綻ばせて頷いた。 「…………うん!」
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