†始まり~蔵書室の青年†

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とある…深い深い森の奥………ポツンと立つ一軒の屋敷… 私はハイキングの途中で仲間とはぐれてしまぃ更に道に迷った…お誂え向きに雨まで降り出す始末……最悪だ………そんな時一軒の屋敷…お世辞にも綺麗とはいえなぃ……朽ちかけた門…手入れされずに放置された庭と噴水。扉も今にも壊れてしまいそぅに痛んでいる。 誰も住んでいないのだろうか…扉に手をかけると自動のように自ら開く。中に足を踏み入れると同時に大きな音を響かせ閉じた……。 目の前の光景に言葉を失う……… どこを向いても本だらけ…本といぅ本が空間を埋め尽くしている…奇妙な感覚に襲われる……。 そんな時本棚の間からふぃに人が現れた。 青年『……あれ…珍しい…あなたどこから迷い込みました?』 青年は不思議そぅに首を傾げた。 青年『この蔵書室は一般人は立ち入り禁止なんですよ…?普段はしっかり施錠してあるはずなんですが…僕が閉め忘れた様ですね…あまり迷い込む方はいなぃのですが…』 外は雨がしきりに激しさを増していた… 青年『…まぁ…この雨では帰れそうにありませんし……立ち話も何ですからどぅぞこちらへ…』 青年に案内されるがまま応接間へ…。
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