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初めて…抱いた時と同じ感覚が襲い
最上のうねりに堕ちて行く…
己は蜜の味をじっくり味わい
己のリズムに合わせ吐息が漏れる
不意に視線を感じたが…
構っていられないほどに
花は己を締め付ける……
「…愛している…」
もう一度囁いて
狂いし欲を吐き出し
狂いし愛を吐き出した
…永遠に変わらぬ愛で、おまえを愛す…
窓枠からは…
太陽と 木々と……
獣が…始終を見守っていた…
獣の視線の先には……
愛に溺れた醜い獣と…
淫らな花が咲き乱れている…
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