~神秘の森《覚醒》~

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俺達は余韻に浸る暇もなく 窓が…ガタッ!と音を立てた わざとそちらを気にしない振りをし 「何者だ…」 心の中で問いかける 「…………」 何も言わず暗い気配を放ち 身動きもできない心に 強烈な悲しみを流し込んできた 『…銀牙さん?』 異様な気配はマリアも感じているようだ 先ず、マリアを安心させてやらねば… 「大丈夫だ…俺の傍から離れるな…」 そう言って抱き寄せると 小さな身体は、少し震えていた 俺の言葉を理解してくれたマリアは 一つコクリ頷く
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