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裸で何が悪い?
そう思いつつマリアに近づいて行く
しかし、布をかぶって近づく狼を避ける
「逃げるな!」
布越しに首を横に振っているのがわかる
俺はたまらず布山へ飛び付いた
『キヤァー!』
「俺が嫌いか……?」
悲しみを込めて言うと…
マリアは勢いよくカバッと布を剥ぎ俺を見つめ
『大好きです』
そう言って俺を喜ばせた
「まんまと引っ掛かったな クククッ」
『?』
涙に濡れた瞳は呆気にとられ点になっている
「クククッ フッ フハハハハッ 俺を避けた罰だ」
『………』
一瞬冷たい瞳が俺を見たが…気のせいか…と流した後
また…瞳を歪め泣き出してしまいそうだ…
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