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「この先…どうなろうとも俺は変わらない…」
そう言って、女神を真っ直ぐ見つめれば
『…私もです…』
すぐに俺の望んだ答えをくれた
「帰ろう…俺達二人の家へ…」
そして…
瞼を閉じて
そっとおやすみ
愛してる…過去も未来もおまえだけを…
決して悪夢が襲わぬよう
俺が傍にいてやる
「歩けるか?」
『…すみません…』
傍にいてやる
愛しいマリア…
三人で暮らす事は叶わなかったが
これから俺は、星暗の夢幻に悩まされ
苦しめられる
闇が消滅しても尚
星暗が死しても尚
俺は…
夢幻の中で…
屍にならざるおえない…
鋭い獣の感がそう言っていた……
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