プロローグ

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僕の朝はママに起こしてもらうところから始まる。 陽光に照らされながら、体を揺さぶられると、驚くほどに寝起きが良い。 起こしてもらって、上着のボタンを留めてもらって、すごく美味しい朝食を作ってもらって…… 学校について行かれるのは少し恥ずかしいので遠慮しておくのだが。 僕はママが大好きだ。 多分ママも僕が大好きだと思う。 別に恥ずかしいことじゃない。 依存しすぎだと思われるかもしれないけど、いいんだ、満足しているから。
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