1章
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僕は毎朝ジャイアンを誘って登校している。 だからいつもの調子で少しだけの遠回りをしてジャイアンの家にいく。 空には雲の一片さえ浮いていなく、果てしない青空が広がっている。 手を広げて空を仰ぐと、心地良い風が通り抜けた。 ジャイアン家は八百屋だから朝早くからおばさんが商っている。 ………はずなのだが、今日に限っていない。 …なぜだろうか。
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