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「どうしてわかってくれないんだよ!とうさん」
僕はついカッとなり大声をあげた。
「雄馬!おまえは私の言うことを聞いていればいいんだ!」
その時…父親を心から憎いと思った。
もう何度も父親と喧嘩はしたが、今日は特に腹が立っていた。
「なんだよ、それ……僕は…僕はあんたの玩具じゃないんだ!!」
僕はそのまま戸を開けて家を飛び出した。
一瞬…後ろを振り向くと、父親が唖然とした中に少し悲しそうな顔で立っていた…。
どうして…どうして僕のすることに、いちいち突っかかってくるんだよ!なんで…親父に何もかも決めらめなきゃならないんだよ!!
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