心の裏側

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それから何日か経ったが、冬佳にお見舞いは誰も来ない。 冬佳もあれから口を聞いてはくれなかった。 カウンセリングを受けてはいるが、何1つとして改善していない事に剛知は頭を抱える。 カウンセラーの話しによると、冬佳は何を聞いても応答無し。 仕方ないので薬物治療を続けているが、病状は変わらないと言う。 「じゃぁ、元田君お先に。」 日勤を終わらせ、先輩達が帰宅して行く。 「あっ、お疲れ様です。」 この日、剛知は夜勤。 外では激しい雷雨が降り注いでいる。 剛知の気持ちは余計に重苦しい。
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