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真「…わかった。もうわかった…」
叔母さんは『やっとわかってくれた』といったような表情をしていた。
叔母「じゃあ私は忙しいから…ハイこれ」
真「? なにこれ?」
叔母「登校時間と教室の場所、それと地図。その時間までに教室にいればいいから。もう全部手続きはしてあるし、必要なお金もみんな振り込んであるし、何よりあんたはもうココの生徒なんだから。自信持ちなさい!」
真「…だからってなぁ…」
叔母「じゃねっ!」
驚異の瞬発力で駆けて行く叔母を、俺は呆れながら見ていた。
真「全く…大人って見境なく身勝手なんだから…!」
よくよく考えてみれば、今回の件も全て叔母さんの身勝手から始まったんだ!
真「こんなとこで怒ってたってしょうがないし、少し散歩しよう…」
今まで通っていた高校とは似てもつかないほど高級感漂うオブジェの数々。そして静かで落ち着いた雰囲気…それにこの広大さ!
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