第一章

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璃桜「私たちがいる1階には主に4,5年生の教室とカフェテリアがあるの。みんなお昼はだいたいそこで食べてるかな」 真「へぇ~、こんなお嬢様学校にも食堂なんてあるんだな」 璃桜「うん♪ でもお昼はすごく混むからなるべく早く行って席を取っといた方がいいんだよ。たまに立ってご飯食べてる人とかいるし…」 真「…立ち食いだけはゴメンだな…飯くらいゆっくり座って食べたいし…」 璃桜「私も一回だけ席取れなくって仕方なく立って食べたことあるけどみんなこっち見てくるからロクに食べられなくってその後の授業中ず~っとお腹鳴っちゃって…恥ずかしかったな~…」 真「あぁ~、そんなの俺はしょっちゅうだったなぁ…」 璃桜「恥ずかしくなかったの?」 真「あぁ平気平気。俺もクラスの連中もそういうのは慣れっこだし。少し笑いが起きるだけだよ」  不思議だ…。女の子と話すのが大の苦手な俺が…こんなにも普通に…話している…。
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